今回のコロナウィルス。実は細菌兵器というような陰謀説が出たりもしています。ただ、病気ってコントロールが効きませんからどうなのでしょう。でも、そういうのが好きな方へのオススメがこちら『夏の厄災』篠田節子著 角川書店。
埼玉にある東京のベッドタウンで突然流行りだした日本脳炎。だが、従来の日本脳炎に比べ、圧倒的に致死率が高く、生き延びても後遺症が重い。予防接種を軽んじた結果か、アメリカの細菌兵器か? 何かが違うことに気付いた保健所の職員小西、看護婦房代、はみだしものの医師鵜川が調査に乗り出す。感染の媒体は? 対応手段は? そしてこの病気の正体は? 形式や利権に降りまわされ、進まない道筋の中、じりじりと真相の解明に進みます!