海をさがそう!  だ れ で も 読 書 会 報告

〇日時:2022.7.30(土)午前10時15分~12時

〇場所:浦安市立中央図書館1F ワークスペース

〇参加:5名

[報告]

今回は、コロナの感染拡大中の中で、出席者も少なめで残念でした。早めに決断して、Zoomに切り替えた方がよかったかと反省しています。ただ、人数が少ないおかげで、質問しやすいところもあり、楽しい時間をすごしました。

 

紹介された本

〇『うみべのあさ』『すばらしいとき』『沖釣り漁師のバート・ダウじいさん』作者はいずれもロバート・マックロスキー。出版社は最初の2冊が岩波書店。 『沖釣り漁師・・・』童話館出版。いずれも絵本だが、海というとこの絵本を思い出す。作者が実際にメイン州の海辺で暮らした体験を踏まえていてとても魅力的。

〇『うさこちゃんとうみ』ブルーナ作(福音館書店)海というと、この絵本を連想する。

『かばくんのふね』中谷千代子作(福音館書店)こちらは、昔「こどものとも」を取り始めた時の想いでの一冊。

〇『ぐりとぐらのかいすいよく』中川李枝子作 山脇百合子絵(福音館書店)

『うみべのハリー』ジオン作(福音館書店) 海で連想する絵本。これまで、いろいろな絵本が紹介されていたが、絵本のサイズや使われている色使いにいろいろな思いがあることを感じた。

『思い出のマーニー』ジョーン・ロビンソン作(岩波書店)小学校6年か中学1年の頃に、勧められて読んだ。海というと明るいイメージがあるが、ここには行き場がない寂しい暗い海がでてくる。行き場のなさや、自分の居場所がないという辛さを感じる思春期に読んで印象的だった。

〇『浦安・海に抱かれた町』三谷紀美著(筑摩書房)浦安は、海に囲まれているが、意外とそうした実感がなく暮らしている。だが、少し前の浦安は、海と深くかかわっていたことがわかる本。この聞き書きの対象となった方たちも、現在は亡くなっている方が多いのではないかと思うと残念。

『ONE PIECE』尾田栄一郎作(集英社)は、海のイメージで浮かぶマンガ。そして海賊というと『海賊とよばれた男 上 下』百田尚樹著(講談社)も連想する。

『武揚伝』佐々木譲著(中央公論新社)は、幕末に幕府側で海軍を率いた武揚の姿が魅力。ジョン万次郎や坂本龍馬など幕末の有名人も出てくる。北海道を共和国にしようとして破れるがカッコいい。

〇『青いイルカの島』スコット・オデル作(理論社)1835年から1853年にかけてアメリか東海岸の近くの島で、たった一人で暮らした少女の実話を元にした物語。12歳のカラーナは、襲撃をきっかけに移住することになった一族から取り残される。生きぬくためにタブーを侵して、武器を作る緊張感などサバイバルが魅力。

『世界のはての少年』ジェラルディン・マコクラン作(東京創元社)こちらも1727年の実話を元にした物語。海鳥の猟のため、3週間の予定で無人島に渡った大人3人と子ども9人。だが、迎えの船がやってこない! 世界の終わりが来たのでは、という恐怖に支配されて、みんなが混乱していく。ちなみに、9ケ月後にやっと救出されるが、迎えに来られなかった謎解きも驚愕!

海と言うと、島、島と言うとロビンソン・クルーソー依頼の、さまざまなサバイバルものに強くひかれてしまう。

 

*以上、いろいろな本の話題を楽しみました。