★バーチャル図書館見学ツアー★富士吉田立図書館 訪問記
〇日時:2021年11月13.日(土)10時30分~12時
〇場所:浦安市立中央図書館 2階 視聴覚室 (Zoom)
〇参加者数 会場10名+Zoom4名 計14名
【衝撃の動画とユニークな図書館活動!】
当日は以下の動画をまず視聴。そして現地の富士吉田市立図書館の小佐野みはるさんと結んで、いろいろなことを伺いました。動画の共有が最初うまくいかなかったりと、いろいろトラブルもありましたが、参加者のみなさまに助けられて無事に終了しました。富士吉田市立図書館の小佐野様ありがとうございました!
1.視聴したYouTube動画
〇これって何ずら?ふじよしだ vol 15 富士吉田市立図書館について教えて – YouTube
〇【事件編】図書館司書殺人事件at富士吉田市立図書館 – YouTube
〇【解決編】図書館司書殺人事件at富士吉田市立図書館 – YouTube
〇「ファンキー探偵!~富士吉田市長を解放せよ~」 – YouTube
まずは、ふつうの(?)図書館紹介的な動画を見てから、いよいよ富士吉田図書館オリジナルのユニークな動画を視聴。最後は、実際の市長が登場した衝撃の動画を楽しみました。
2.富士吉田の取り組み、スバズバ聞いてしまいました!
Q:どんな感じでYouTubeの作製をしているのですか?
A:基本は職員の手作りです。プロのカメラマンや市民の協力もありますが、図書館をアピールするために「できない」と考えない、という目的意識を職員間で共有しています。
Q:職員の手作りとのことですが、採用の時に、そういうことが得意な方を選んだりするのですか?
A:そういう業務があることは説明しますが、特に採用条件にはいれていません。裏方の仕事もあるので、出演しなくても大丈夫です。
Q:市長誘拐動画は、イベントと関連させた物のようですが、どう展開したのですか?
A:市制70周年の記念事業として、市内7箇所にポイントを置いて、探偵登録をした市民が捜査をする形で展開しました。コロナでできない期間がありましたが。
Q:市民の反応は?
A:苦情があるかと思っていたのですが、特になく、全体的に好意的です。
Q:市民団体のものですが、先日市役所での撮影の許可を得て撮影をしました。公共施設での撮影はハードルが高いと感じていますが、ドローンなども使って撮影しているようですがどうですか?
A:はい、使用しています。
Q:おじヨガという取り組み、ユニークですが、難しい顔をして新聞を読んでいるおじさんたちを見ているとヨガとかやるの? と思ってしまいます。参加者はどのくらいいるのですか?
A:20~30人くらいいます。おじさまたちは恥ずかしがりやなので、開館前に行っています。家族に見られたりするのは恥ずかしいようですからね。講師は地域起こし協力隊の女性インストラクターが務めてくださっています。
Q:図書館でのお泊りなど楽しそうですが、どのように進めたのですか?
A:親子限定5組で募集しました。閉館後に夕食を食べてから集まってもらい、まずチェック・インをして鍵(作り物)をわたして気分を出し、開館前にチェック・アウトをしました。宿泊のため、館内に張るテントを購入しましたが、真夏だったので、あとはタオルケットなどで寝ていただきました。おはなし会や、マジックショーなども行い、、一晩中明るくした一画を設けて、あとは自由に朝まで過ごしていただきました。
Q:市長さんもYouTubeに出てくれるなど、図書館に協力的な感じがすごいですね。人口規模が大きくない分、アト・ホームなんでしょうか? また、市域がとても広いけれども1館だけですが、全域サービスはどう進めていますか?
A:確かに動きやすい人口規模かと思います。市域は広いのですが、車社会で、一人1台車を持っているような地域なので、来館にはあまり支障がないともいえますが、今後の課題です。
Q:他の施設も、YouTube発信をしていますか?
A:他の施設ではありません。
Q:図書館のユニークなイベントについて教えてください。
A:早く走るコツを掴むために館内を走るイベント(開館中に実施)指導は地元のサッカークラブです。
・ 「としょフェス」としてライブを実施
・ ブックカフェ:託児サービスも行う、200~300人が集まった。
・スラック・ライン(ひもの上にたつ)
・おばけやしき
・YouTubeにもあげた図書館展覧会では、名画の人物になりきり、教育部長や教育次長も参加、
好評。
・図書リンピックとして、オリンピック競技を体験
Q:ヤングアダルトの年代向けのイベントでは、どのようなものに取り組みましたか?
A:ステージを設定して高校生のバンドやお笑いライブ
メイクアップ・アーティストや洋服などこの年代の興味をひく企画
好評なのが「YA伝言板」いろいろなメッセージが貼られ、実際に告白もあって楽しかった。
謎解きイベントも好評。謎を仕掛けたコーナーを設置、300人位が参加した。
Q:PRとしてマスコミへの売り込みなども行なっていますか?
A:地元で読まれている「山梨日々新聞」等に情報を流している。最近では、向こうから「図書館は次に何をしますか?」と聞かれるようになってきた。
Q:予算はどうしていますか?
A:あまり予算をかけないように、手作りや、地元人材の活用でおこなっています。
以上、いろいろな図書館の取り組みについてたっぷりきかせていただきました。
徐々にコロナも収束のきざしが見えています。リアルに訪問できる日が早く来ますように。