★バーチャル図書館見学ツアー★
鳥取県立図書館 報告

〇日時:2020年12月12日(土)10時~12時
〇場所:浦安市立中央図書館 2階 視聴覚室
〇参加者:9名(内訳:友の会6名、一般1名、図書館職員2名*一部参加)
〇内容
DVD「ホンとに役立つ鳥取県立図書館活用術」の上映を行い、その後Zoomで鳥取県立図書館藤井課長(支援協力課)が画面を通じて会場からの質問に答えてくれる形で進行。
主な質問と答
Q県立図書館と市町村立図書館の役割分担は?
A県立図書館は市町村立図書館のサービスを支援。また先行してサービスを行い、そのノウハウを市町村立に伝えていく。
(この他にもオンラインデータベースを県立がまとめて契約して全県で使えるようにしていることについての料金についての質問あり。金額は手元の資料で確認できないが個別に契約するより割安とのこと)

Q闘病記など医療関係の資料は新しいものを備えているのか? 
A予算が充実しているので、年間4000冊程を購入している。医療の棚は、5年以内のものを置いている。

QDVDでは、2日以内にリクエストがあった本を配送となっていたがどういう方法で実現しているのか?
A配送方法は2種類ある、宅配便で毎日11時に発送をしている。また県内を回る巡回便がある。ことらは水木金で6コース。この便で返却本の回収も行なう。

Q音読教室が面白そうだが、どういう運営か? また、コロナ下でどうなっているのか?
A県立図書館が始めた。ただ音読するだけなので簡単だが高齢者に人気。県内市町村図書館にも広まっている。県立図書館では現在も職員がついているが、自主運営が望ましいと思っている。市町村図書館では自主運営に移行したところも多い。その場合、中心になってくれているのは、元教員などが多い。コロナ下で高齢者は感染すると重症化リスクがあるので、現在は休止中。同じ本を複本でそろえなければならないので、そこだけ留意する必用がある。

Q地下に書庫があるよう。DVDでも100万冊以上の蔵書があると言っている。最終的には何冊の予定か。
A現在ほぼ満杯状態。書庫を増やしたいという計画も出たが、見直しとなり現状の中で維持していく予定。

Qボランティアがいるようだが、どういう業務を行っているのか?
A本の返架、講演会受付、本の補修など。対面音訳もあるがコロナ下で実施していない。

QDVDがとてもわかりやすく良かった。今後内容を定期的に更新するのか? また、ナレーションがとても素晴らしかったが、あれは職員か?
A八王子市立図書館のYouTubuを参考に作った。シナリオは職員が考えたが、プロの手を借りて撮影。かなり大変定期的な更新は難しいだろう。ナレーションは職員だが、児童担当で、よく練習してきて、本番は何も見ずに流ちょうにナレーションを行い、撮影側を感心させた。

Q多彩な業務を行っているが、決して職員が多いわけではない。どのように業務を進めているのか?
A課の業務分担とは別に、さまざまなグループを作って業務を行っている。私も複数のグループに入って業務を行っている。

いろいろな質問が出されましたが、的確にすぐにお答えいただいた藤井課長さんありがとうございました。
*なお、当日のメモをもとに記憶に頼ってまとめましたので、事実に反するところがあれば当会のミスです。